博多座のミーマイ

猛暑の博多。博多座はそれ以上にアツい舞台で、感動。
080802_003 きのう日帰りで、博多座のきりやん主演の「ME AND MY GIRL」を2公演見てきました。

まず、第一にあげたいことは、専科1名、月組39名、合計40名の一人ひとりが楽しそうに、一生懸命、舞台に立っていること。それがビシビシ伝わってきました。
 3月の宝塚では初舞台生を含めて90名以上、東京公演でも70名以上だったはずです。出演者人数が半分近くに減ったことにより、パーティの場面などは、本公演と比べるちょっと寂しいわけですが、それ以上のメリットがありました。メインの人達だけでなく、舞台の端や後ろのほうのそれこそ端役の下級生達の「小芝居」まで、ちゃんと目に入るようになったこと。それぞれが頑張ってやらないといけない分、張り切って、それも楽しそうにやっていることが伝わってくるのです。
それから、「若さ」がいっぱいです。

080802_011 きりやん、ご贔屓なので、それを差し引いても、キラキラで、テンション上がっていて、芝居も歌も、ダンスも初日から二日目とは思えないほど、安心して見ていられました。
しずくちゃんと最初に歌う「ミー&マイガール」では、不覚にも涙が出そうにさえ。
 マリア公爵夫人とのレッスンの帽子を使っての場面、本公演では、どうもお笑いの方が印象強くなっていましたが、きりやんビルは、なんとか夫人にサリーを認めてバーティに招待してもらいたいという気持ちがしっかりこちらに伝わってきえ、次の村のパブの場面へのつながりが自然に感じました。
 ダービーハットやりんごなど小物の扱いも、あさこさんは、宝塚と東京、通して7回見たうち、毎回どこかでミスがあり、うまくできないことが逆にご愛敬で、ちょっとドキドキで見ていましたが、バッチリ。
 アドリブは、ご当地なので、博多弁での電話や、「メンタイコ」のマントだったりです。
あ、マントの扱いは、まだアサコさんに負けてるかな。
 ランベスの街角、『マイ・フェアレディ』の「君住む街角」のアンサーソングのような「街頭に寄りかかって」の歌、アサコさんの気持ちが入っていて大好きでした。幻想の場面への流れ、そして最後の手紙を落とし、街頭を吹き消すところ、きりやん、良かったぁ!

しずくちゃん、前評判は「歌が。。。」ということで、せっかくのきりやんのミュージカルなのに。。。と心配でした。
でも、だいじょうぶ。それは歌姫みほこさんと比べるようなレベルではないです。それでも、「一度ハートを失ったら」など、必死な気持ちがこもっていて歌の上手下手ではないところで、聞き入ってしまいました。まだ、裏声と地声の切り替えがうまくコントールできていないようですが、経験がどんどんカバーしていくと思えます。
 それになんと言っても姿がいい。ほっそりとして清純で宝塚の娘役としての「らしさ」を感じました。ダンスも手足も細くてきれいなので、見栄えがします。
きりやんとのフィナーレのデゥエダン、あさこさんとみほこさんの見事なリフトと回転を見ていたので、さて、どうだろうと心配していたのですが、まあ、美しいカップルで、ダンスもしっかり決まって、もう言うことありませーーん。
 ただ、だいぶ汗だくでした。本公演ではあさこさんが、いつも汗いっぱいと見ていました。やはり主役で出ずっぱりは、大きな差なのでしょう。

そのかちゃん。いや~びっくり。ダンスのそのかちゃんですが、芝居や歌では、???だったので。。。それがジョン卿ですかぁ。。。と。
 それが、この博多座では、台詞発声も歌も、いや~あの組替えしてきたときの『パリ空』や、前回の『マジシャン』でのあの甲高い声のそのかちゃんと、同じとは思えない。
きりやんのジョン卿は、年齢設定の違和感、演技でカバーしでしたが、そのかちゃんのジョン卿、押し出しも立派で、まさに「ロマンスグレー」の素敵なおじさまで。脱帽です。

専科からの助っ人、マリア公爵夫人の京美沙さん。
たきさんのマリアとは、当然違います。でも、またこれがなんともいいのです。わたしは、たきさんマリアの強さより、京さんマリアのほうが、いいと思いました。
 まず、おっとりいかにも公爵夫人らしい発声と姿。なぜ、あんなチンピラのビルを公爵家の跡継ぎにしたいのか。。。など、実は本公演ではあまり考えられませんでした。
 でも、この博多座公演では、京さん演じるマリアからそれが伝わってきたのです。
なんといっても700年も続く「血筋」を守りたい、しかもその血筋への誇りが、チンピラのビルに対しても「同じ血筋が流れている」ことへの絶対の自信へとつながっている。しかもビルと接しているうちに、人間としての純真さも理解できてくる、そんなやさしいマリア公爵夫人が舞台にいました。

そして注目の3M。みりお、まさき、マギー。
 前半は、みりおがジャッキーで、まさきがジェラルド役。みりおジャッキーは、本公演でもあいちゃんとダブルで3ヶ月演じてきたので、今回は余裕が感じられました。
「あの子、男役さんだって。横顔、まあ、きれいだねぇ」という声が聞こえてきました。
(一場の、本公演ではダンスのうまいもりえのリフトがあった仲買人と踊る場面、今回はきゃしゃなあつき君で、重そうだったのはご愛敬でした)
 まさきのジェラルド。お調子者で軽そうな感じがぴったり。本役よりいいと思います。
フィナーレで女役で、そのかと踊ってくれた姿を見て、後半のジャッキー役が楽しみです。

そしてマギー。。。。もう、すごいです。
「まやさんのパーチェスター」を、この博多座ですっかり「マギーのパーチェスター」に替えてしまいました。「お屋敷の弁護士」の歌も、まやさんバージョンとはすっかり変わってしまって。素晴らしい出来です。
もともと歌も演技もいいし、なんといっても舞台映えする容姿。
それが、時に目立ちすぎてしまうことがありますが、今回はそれがピッタリはまっています。フィナーレでは、みりおと蘭乃はなちゃんのカワイイ二人を引き連れての場面をもらっていました。(はなちゃんのお歌は。。。もっとお勉強しましょう)博多の観客も大喜びだし、きっとファンが増えるでしょう。

今回、博多座のこの舞台でいい勉強させてもらっているなぁ、と思うのが、あつき君(麻月れんか)、とーやん(榎登也)、フィナーレでそろって黄色の衣裳で「太陽が帽子をかぶっている」を歌わせてもらって。
そして最近のマイ注目のまんちゃん(貴千 碧)。いろいろな場面で目に入りました。
仲買人役で、本役のマギーの位置だったし、キッチンの場面ではワンフレーズ歌わせてもらっていたし、幻想の場面でも格好よく踊っていたし。
この子は、ファニーフェイスですが、舞台での笑顔がいいし、とにかくダンスがいい。

まだチケットも残っているとのこと。本当に残念です。どうしようか迷っている方がいたら、「はい、絶対、お買い得です!」と申し上げます。
明後日5日には、宝塚での上演500回らしいですから、きっと、終演後に挨拶があるのでしょう。また行きたいなぁ。

080802_005福岡空港の地の利は便利。空港から街の中央まで地下鉄で10分ですから。なので、12時の公演に間に合うように、羽田発9時30分の飛行機に乗り、夜の公演まで見て、7時35分頃、ダッシュで博多座を出て、また空港へ行き、20時40分発の便で東京へ戻り。
いや、犬・猫がいるので、どうしてもお泊まりができず、こんな綱渡り。
博多はおいしいものがたくさんあるはずなのに、昼は空弁で、夜の公演では、劇場で籠弁当。ロビーで売っていた、ドーナッツやアイスクリームは長蛇の列で、売り切れ。

博多座はいい劇場ですね。観客席は、腰のところがちょっと出ていて、とても座り心地がいいし、前の席と重ならず見やすいし、席の配列もいい。
なんといっても、トイレが使いやすくて。女性にはありがたい。
今月はあと2回、このトンボ返りの観劇予定。

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映画「西の魔女が死んだ」を見て

先日、梨木香歩原作の『西の魔女が死んだ』が映画化され、それを恵比寿のガーデンシネマで見てきました。内容は、あちらこちらのブログで書かれているので、省略。

久しぶりに「美しい日本語」を聞いた気がします。
それは、この本の主人公まいのおばあちゃん(西の魔女、イギリス人の設定)役を演じたサチ・パーカーの話す日本語、そして声です。
彼女は、シャーリー・マクレーンと映画監督の娘で、日本大好きのご両親とともに(娘の名をわざわざサチコとするほど)、昭和30年代、東京・代々木で暮らしていたそうで、日本語は堪能とか。それにしてもなんと自然で、そして美しい発声。
最近、テレビや街角でよく耳にするような、せわしなくて、がなり立てるような日本語に、哀しいかな慣れてしまった耳に、それは新鮮に聞こえました。日本語ってこんなにきれいな言葉なのだと。

この映画のために、清里に「おばあちゃんの家(魔女の家)」を建てたそうですが、原作のイメージに近いものでした。
梨木作品には、たくさんの植物が登場しますが、この映画でも野生のベリーやラベンダーなどが効果的に使われています。
洗濯したシーツをラベンダーの花の上に広げて干すと、花の香りがシーツに移って・・・など、ちょっとした「憧れの自然生活」です。

平日の午後2時過ぎの上映に行ったのですが、残念なことに館内はせいぜい20名くらいの観客。どちらかというと、50代以上の年配者が多かったでしょうか。
若い人には、「はやらない」映画なのでしょうか。けして子供向けの映画ではないにしても、10代、20代の人がもっと見ていい作品だと思います。

帰りには、ガーデンプレイスから、アメリカ橋を渡って、ずっと駒沢通りまで歩いてきました。幼稚園のころから10代の終わりまで、ここ恵比寿に住んでいたのです。
通りや路地は確かにそのままですが、風景は一変しています。
もう、今では見知らぬ街になってしまいました。

帰宅してから、改めて原作を読み直してみようと、納戸の埃まみれの本棚を探したのですが、見つからず。。。同じ系統の湯本香樹実の本も読み直したいのに。
困ったものです。

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猫の宅急便

宅配便の段ボールを開けたら・・・・出てきたのは
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シロの最近のお気に入りの寝床です。

猫鍋ならぬ、猫段ボール。しかし、猫ってなぜこうして狭い所が好きなのでしょう。

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月組 「ミーマイ」はほんとにハッピィ

25日(金)と26日(土)の二日間をかけて「ムラまで遠征」してきました。
楽しかったぁ。宝塚に求めているのは、やはりただ、ただこうして楽しい気分になれることだと実感。
前奏曲で、気分はルンルン♪もう幕の上がる前に始まっているところが、ミュージカルの良さです。

幕が開くと全員で歌う『ヘアフォードの週末』。久々に宝塚のアンサンブルの良さを感じました。
*ビル役のあさこさん
 コミカルな台詞回しはピッタリ。それでいて、2幕の『街灯によりかかって』のところは心がこもっていてジーンとさせてくれました。
*サリー役のかなみさん
 もう言うことなし。あと2ヶ月ほどで宝塚の舞台では聞けなくなるのは、本当に残念。(まあ、華のあるうちに惜しまれて退団するのが娘役の宿命ですか)
*ご贔屓のきりやん
 今回はダンス場面での見せ場がフィナーレの一場面以外、あまりないことが心残りですが、ファビエル役にまさるとも劣らぬ「素敵なおヒゲ」で。
たきさんを相手にして違和感がないのは。。。喜んでいいことなのでしょう。
そのフィナーレCで、主な男役女役を従えて、あいちゃんと一緒に踊るきりやん。青のスーツに、キラキラした笑顔でほんとに素敵でした。絶対、博多に行くからね!
*ジャッキー役は二日間ともあいあい
 足がきれい!スカートさばきがなんと自然。
歌は、みほこちゃんと比べるとやはり。。。ですが、十分娘1の実力はありますから。
*マリア公爵夫人のたきさん
 図書室での先祖達と一緒に歌う場面ではほんとに貫禄。
この歌声はもっと舞台で聞いていたかったのに。最後のほうの、ビルにさよならのキスをする場面、きっと7月の楽の頃になると涙なしでは見ていられぬようになるかも。。。
*ジェラルド役のあひ
 背は高いし舞台では目立つのですが。。。わたしにはどうもあの台詞を言うときの声と話し方が合いません。パリ空のときの財閥の坊ちゃんがそのまま、ロンドンに現れたかのようにしか見えないのは困ったものです。
*弁護士バーチェスター役のまやさん
 十数年ぶりの役だそうですが、初演のときより年齢も近づいて、よりいい味が出ているのではないでしょうか。1幕最後のランベスウォークの場面では、もしかしたら一番動きが派手だったのでは。
*執事ヘザーセットはリュウさん
 別に歌うわけでも踊るわけでもないのに、舞台をキチッとしめて(あ、扉もだけど)、印象を残してくれます。さすが、次期組長!
*その他印象に残った人々や場面
みりおちゃんの女役ブライトン夫人、フィナーレの銀橋の場面、もりえとまさお君を従えての登場の場面、ほんとにキレイです。女役に転向を上から求められているという噂にもつい真実なのではと思えるほど。。。雰囲気が檀れいさんに似ていると思いました。
女役になるとすると、やはり背が。。。(男役でも背が。。。。なのですが)
仲買人の5人(そのかと3M、そしてるう)、それからまん君(貴千碧)ととーやんには、台所のシーンや図書室の場面などで目をひかれました。
1幕目幕切れのランベスウォークの楽しいこと。出演者達が客席にざぁーっと降りてくるし、観客も手拍子で一体になって。(できたら、みんなで立ち上がって例のダンスをしたいくらい)
2幕目の最初の『太陽が帽子をかぶっている』のところのタップ。
それから、ビルの最後の台詞。。。

今回は、友の会で25日はSS席、26日にはS席が当たりました。25日はなんとまた幸運なことに2列目準センター!この日、同じ列中央では花組のまとぶんとあやねちゃんがご観劇。また2階席上手後方には、音楽学校の新入生がずらりと並んでご観劇(背をピンと伸ばして、ありゃ疲れるだろうなぁ)
25日の公演終了後は、出待ち。会の人から一人一人順番に手紙を受け取るきりやんをしっかり見たし、それだけでなく、白い燕尾服を着たフィンチも見られて最高でした。
(ついでに最後のあさこさんも見ようと待っていたのですが、顔を下に向けてさっとでてきて、そのまま車の助手席に乗ってしまい、あとは手を振るでもなく。。。ちょっとあまりの素っ気なさにビックリしました。)
翌26日も宝塚ホテルに宿泊したので、9時前後には、宝塚大橋のあたりでたくさんの生徒に会ったし、またきりやんの入りも見られた。(ちゃんと楽屋前で「行ってきまーす」とファンに手を振ってくれていました)

いよいよあと3週間で東京公演。実は、東京公演のチケットは友の会に申し込むのを忘れて(もう・・・自分でも信じられないけど)、ぴあの一般売り出しもまったくつながらずダメ。
なので、オークションで手にいれるしかありません。まずは、東京初日分は大枚はたいて手に入れました。あとは。。。。様子を見ながら。
なんと言っても、この8月博多通いがありますから、その予算建てをしなくてはなりません。

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宮廷のみやび 近衛家千年の名宝 

見る価値あり!
080208_002 上野の国立博物館で27日(日)まで開催中の陽明文庫創立70周年記念の特別展に行ってきました。

この陽明文庫というのは、1937年に、五摂家の筆頭、近衛家(始祖はあの藤原鎌足)に伝わる家宝を分類整理して作られたことは知っていましたが、そのときの当主が敗戦時の首相で自殺した近衛文麿だっとということは、今回初めて認識しました。

まず眼目は『御堂関白記』(国宝)
日記は具注暦(ぐちゅうれき)に書かれています。具中暦というのは、今で言うカレンダーですから、カレンダーの余白にその日の出来事を記録してあるものです。
カレンダーといってもこの当時は、毎年、陰陽寮の暦博士がつくり、11月に奏進、それを役所や公家に分配されて、それぞれで日の吉凶を見たり、日記を書いたりに使われたもの。
まず1年を上下2巻に分け、まず第一行目に、日付・干支、日の吉凶(例えば沐浴とか)が書かれ、あと次の2行が空白になっていて、ここに日記が書かれています。

今回出されているのが、まず寛弘四年(1007)下巻、道長が一族の繁栄を祈念して奈良の金峯山の神社に法華経の納経したときの都を出立した日からその奉納の日のところが展示されていました。
そして一緒に、その金峯神社からその法華経が納められていた金銅の経筒と経箱(ともに国宝)、中に納められていた紺色地に金で道長が書いた法華経。
感慨深く見ました。こういう展示のしかたはいいと思います。

それから、次が寛弘五年(1008)下巻。そう娘の彰子が一条帝のもとに入内して十年、ようやく待望の男児が土御門邸で誕生したその九月のところが展示されていました。
『紫式部日記』でこのお産のこと詳細に書かれているので、同じ屋敷の内に、あの『源氏物語』の作者紫式部が生きて、同じ騒ぎの中にいたのだと感動して見ました。

ただ、日記は漢文で書かれているし、しかもこの道長の日記の漢字は誤字があったり、正式な漢文(?)ないらしく(そこが、いかにも「氏の長者」らしいとよくいわれています)、また書くところがないと、自由にあちこちに飛ばして書いているので、研究者がいまでも読めない箇所があると聞いています。
今回の展示でも詳しい内容が書かれていなかったのは、まあ、それを読むために見る人が立ち止まっては・・・と思ったからでしょうか。でも、もう少し背景などを書いてもよかったのではないでしょうか。

それから面白く見たのが、伊勢物語のモデルといわれている藤原高子(タカイコ)が納めたという経、その経の最後の署名、消えそうな小さな文字に、神経の細やかなかわいらしい女性が思われ、なんとなくイメージが変わりました。
それから西行の消息。この定家に歌合わせの判者を依頼したことをついこの間連載が終わった朝日新聞の連載小説で読んでいたので。

行成の『白氏文集』。藤原佐理の『離洛帖』。『大手鑑』。(すべて国宝)もう、三跡や三筆で覚えた人の手になるものがずらーり。
また、手習いとその元の書が展示されていましたが、文字がそっくりなのは当然ですが、墨付きまでまったく同じに臨書していることにびっくり。こうして練習を重ねてのあの文字なのだと納得。

軸の表具や茶入れの仕覆などに使うためのいろいろな生地も展示されていました。
家凞という17~18世紀を生きた近衛家の当主は、政治は江戸にもっていかれ、まさに風流に生きることで貴族の存在を見いだしていたかのように、書、その表具、絵、茶の湯とたいへんな趣味人。
18世紀ともなるとフランスやペルシャ製のもモールや更紗などが、長崎のオランダや朝鮮(経由して中国のもの)が、たくさん入ってきていたことがよくわかりました。(逆に日本からは漆器や陶器が輸出されていたということ)
キリスト教の「IHS]の模様が入った繻子の生地などビックリです。

工芸品では、香道具の「物かは」は、紐をかける金具にその文字がデザインされている斬新さ、また御所人形や芥子粒のような雛道具の可愛らしいこと。
茶杓箪笥には、31本納められているのですが、どれも作者が。。。。ため息。

見るのを迷っている方がいたら、ぜひ足を運ぶことお勧めします。
080208_001
金曜日の午後に出かけ、ランチをオークラのガーデンレストランでとり、2時過ぎに入館したのですが、それでも結構な人出でした。

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