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秋はいよいよ深まって

 仕事の帰り、花屋の店先で、足が止まりました。吾亦紅(われもこう)が売られていました。いよいよ秋なんですね。

 秋の七草について書いてあるログ「あそびましょ!」を見つけました。トラックバックさせていただきました。

萩、薄、クズ、撫子、女郎花、藤袴、そしてアサガオ(キキョウ)、こうして並べてみると、秋の草花は、みな風に吹かれて趣のあるものばかりだと思いませんか。

 『源氏物語』の野分の巻でも、台風のあと、風で荒れた前栽(御殿の前庭)の草花の様子と、それらを心配そうに見る女房達の様子が描かれています。荒れた庭と女房達の色とりどりの衣装が目に浮かんで美しい場面です。

今日は、ちょうど台風の影響で、窓の外は強い風が吹いています。千年前の王朝人もこうして、庇をゆらす風の音を聞いていたのでしょうか。明日は、前栽というわけにはいきませんが、せめて我が家のすぐ前に流れる多摩川の河原のススキの様子でも見てみましょう。

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花筏のように行方は・・・

 花筏(はないかだ)というのは、花が散って、川や湖などの水面に流れ続くのを「筏」に見立てていう言葉で、文様の一つとしては、「桜花の枝を折り添えた筏」として表されてもいます。

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 また、ミズキ科の落葉灌木で、この名前を持つものがあります。初夏に葉の上に淡緑色の小花をつけ、まるで葉の筏の上に人が乗っているように見えるので、このように名付けられたようです。

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 そのとき、そのときの風の具合でどこへ流れ寄るかわからぬ花筏のように、このログも日々のあわただしい生活の中で感じたり、見たりしたことをフワリフワリと書いていこうと思います。ですから、今のところ方向や行き先がはっきり決まっているものではありません。そのうち、見えてくるかもしれませんし、ずっと漂うばかりかもしれません。

 さて、今日は陰暦でいうと七月一四日になります。朝から台風の影響で、関東地方もぐずついた天候で、残念ながら月は見えません。明日が満月でしょうか。

 わがために来る秋にしもあらなくに虫の音聞けばまつぞかなしき
           『古今和歌集』巻第四の秋歌上 読人知らず

    私のために来る秋だと決まったわけではないが、初秋の虫の音を聞いていると、真っ先に私は悲しくなる

秋は「飽き」に通じ、昔からもの寂しい季節とされています。本当に、千年前の人と同じく、つい長いため息をついてしまいます。 

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