顔見世大歌舞伎
本日の昼の部。面白かったぁ!
『息子』 小山内薫がイギリスの劇を翻案した一幕もの、火の番小屋の老爺(歌六)のもとへ9年ぶりに上方から戻ってきたグレた息子(染五郎)、そして捕り手の信二郎の3人だけの舞台。
短い出し物でも、ホロリとさせられ、印象に残る作品でした。歌六はうまいし、染五郎もよかった。
『熊谷陣屋』 直実を仁左衛門が、相模を雀右衛門が演じます。仁左衛門はこのような役をやると品があり、本当に素敵です。
高札を使ったり、扇のかなめからとか、美しい見得があり、もう拍手、拍手。。。まさに写楽の浮世絵の中の役者を実際に見ているような気がしました。熊谷の紋が「鳩八」という面白いものでした。
ああ、愛之介が堤軍次でした。出のとき、ずっと若いときの孝夫様にそっくりでビックリ。。。
年がバレますが、孝夫さまを初めて見たのは、NHKの舞台中継で、勘九郎(現勘三郎)たちと「こども歌舞伎」で演じていた『白波五人男』。そのあと、同じNHKの大河ドラマ『太閤記』(緒方拳)で、高橋幸司演じる織田信長の小姓、森蘭丸役をやられて。。。玉孝コンビ時代の『天守物語』も素敵でした。
でも、今の仁左衛門のほうが、深みが出てきてもっといいですがね。
最後の引っ込みのときなど、本当に人の世の無情が感じられて涙が出そうでした。
舞踊「雨の五郎」と「うかれ坊主」 吉右衛門の出は昼の部ではこの舞踊のみ。物足りませんがしかたない。
富十郎の踊りのときは、申し訳ない。。。居眠りタイム。
『人情噺文七元結』 もう笑いました!幸四郎と、鐵之助の夫婦喧嘩のテンポ。女房の着物を着ていくところ、幸四郎の足のシビレの様子、もうゲラゲラ声を出して笑いましたよ。最後はハッピーエンドですし。年末の出し物にぴったりです。
今日は午後から雨との予報で、洋服で行きました。人の着ている着物がやはり気になります。後ろのおはしょりが帯の下から見えていたりすると、やはりちょっと。。。自分が今、お太鼓の大きさや位置に苦労しているので、特に気になりますねぇ。
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