文楽夜の部「一谷ふたば軍記」
今月の国立小劇場は、昼は文楽鑑賞教室でも弁慶と牛若丸ものだし、夜も源平合戦の一の谷もの。やはりNHKの影響は大きいのでしょうか。
今回は、その夜の部を見ました。歌舞伎でもついこの間、片岡仁左衛門の「熊谷陣屋」を見たばかりだし、去年11月に、幸四郎と染五郎で、この「一の谷」を見ました。同じ演目を数回見ることで、ストーリーも見所もわかってきました。
見得の型も歌舞伎と同じ。というか、人形浄瑠璃が先で、歌舞伎はそれを後追いしたのでしょうが。
今回、義太夫がこれからの文楽を担う中堅を主体としていて、竹本千歳太夫と文字久太夫が熊谷陣屋の段を語っていました。文字久太夫の語りよかったですよ。ほんとうに人形が語っているようでした。今回は人形の主遣い(直実・・吉田玉女さん、相模・・吉田和生、藤の前・・桐竹勘十郎さん)に全然目がいかなかったほど。そうそう、その文字久太夫の語りの途中、野澤錦糸さんの三味線の糸が切れてしまって。錦糸さん、あわてず騒がず、さっと糸をまた張っていました。人形と語りに引き込まれていたので、もしかしたら、お客様の中には気づかない人たちもいたのではないでしょうか。。。それほど、熱が入っていました。
今月は、昼の部は、文楽教室なので、一般の公演は、夜5時開演でした。実は出かける前は、なんだか、寒いしだんだん暗くなってくるし、ちょっと億劫だったのですが、やはり見にいってよかったです。
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 奈良の旅(2008.11.07)
- 9月文楽『奥州安達原』(2008.09.19)
- シャンソンの夕べ Chanson D'amour(2008.09.29)
- 宮廷のみやび 近衛家千年の名宝 (2008.02.10)
- 与勇輝人形展 神様のすみか(2008.02.02)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50895/7655815
この記事へのトラックバック一覧です: 文楽夜の部「一谷ふたば軍記」:

コメント
Mikanと申します、コメントありがとうございました。昨日の文字久大夫&錦糸は素晴らしかったですね!私は上手側だったので、糸を張り直しているのをつぶさに見ておりましたが、落ち着いていて流石でした。鍛えている方はどんな時も所作が美しいなぁと感動しました。
ちなみに、歌舞伎座メールマガジンによると、2月に『一谷嫩軍記』陣門・組打があるようです。楽しみですね。
投稿: Mikan | 2005/12/17 22:16