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オクラホマ

ロジャース&ハマースタインのミュージカル、日本でも60年代、大流行で、『南太平洋』、『サウンド・オブ・ミュージック』など映画でも、東宝版の舞台も見ました。でも、『オクラホマ』は、曲としては知っていたものの、ミュージカルとして見るのは初めてで、とても楽しみでした。

舞台奥に陣取っているオーケストラの序曲が始まると、「OKLAHOMA」、「美しい朝」、「飾りの付いた四輪馬車」などの有名なメロディーが次々に流れ、手と足が自然に拍子を取り始め、これからの舞台への期待が高まり、これがミュージカルの楽しさだと実感。

とど様(轟悠)のカーリーが上手奥から舞台に出てくると、もうアメリカの西部の片田舎、オクラホマ、時代も1900年前後へ。歌われるのが、「美しい朝」。きれいなメロディ。
とど様の低い歌声は、安定しています。

ローリーの城咲あいちゃん、さわやかで清潔な西部の田舎娘らしい歌声。そして、その育ての叔母さんエラー叔母さん役が、越乃リュウさん。男役ですからキーも低いのですが、どっしりした歌声で、身体も大きいので(とど様よりずっと)、この舞台での重要な役どころとしてピッタリ。やはり舞台には、こうしたしっかりした脇役が必要だと感じました。
きりやんジャッドは、ちょっと舞台に出て台詞も一言。。。でも、暗い影のある男の印象をしっかり客席に残しました。

道化回しとしてのウィル役は青樹泉。その婚約者(?)でちょっとクレイジーなアド・アニー役に、夢咲ねね、浮気者で胡散臭い旅商人アリ・ハキム役には研ルイス、この3人は歌もダンス場面もしっかりあって、今回の舞台経験でさらに大きく成長できそう、楽しそうに演じてます。

きりやんは、いつ出てくるの、いつ歌うの。。。。とジリジリして待ってました。。。幕が開いて1時間ほどたってから。(前回のアントニウスもそうだった)
『寂しい部屋』という曲は、他の曲がきれいだったり、楽しそうだったりするのと違い、その中にジャッドの今までの人生(差別され、バカにされ、屈折して、それでいて哀しい)を感じさせるもので、ある意味で一番表現が難しい一曲だと思うのです。
カーリーとの二重唱は、ちょっと感動ものでした。とど様ときりやんの実力ががっちり組み合ったようで。
そして、きりやん一人が歌うこの曲。舞台のライトがちょうど十字架のようになって、その中でジャッドが歌うのですが、このたった1曲のために、きりやんにこの役が与えられたのだと、わかるような歌声でした。声量はあるし、声は伸びて、発声も作り声ではなくごく自然だし。

ジャッドはちょっと可哀想な役だけど、このジャッドの存在や歌がなければ、この作品に深みがでないでしょう。カーリーがこのジャッドの哀しみを理解して最後の「寂しい部屋」を歌う感じが出てくると、もっと内容に厚みが出てくると思うのですが。

あと数回見にいくつもりなので、この選抜チームととど様達がどんどん作っていくのを実感したいです。

フィナーレで、いつものきりやんの歌も切れのいいダンスもたっぷり楽しめます。

さて、今日は月組の全国ツァー組がご観劇でした。瀬奈さんと大空さんが並んでA列センターに、その後ろBからEあたりまでのセンターにそれぞれ数名ずつ座ってました。昨日は、大宮、明日は府中で、今日は東京での中休みでした。

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