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見納め博多座ミーマイ

博多座の月組「Me and My Girl」、暑い博多での23日間、39回におよぶ公演も今日23日が千秋楽です。きりやん、ホンマによう頑張った!

幕が開いてすぐの2日と、中日の12日と、トンボ帰りでそれぞれ2公演ずつを見て、そして昨日、夜の公演がMy楽でした。
 出張をうまく入れてもらったのです。だから夜の公演のみで、しかも綱渡りでしたが。
博多の天神駅のすぐ近くで仕事があり、終わったのは4時15分。ドタドタと、地下鉄で隣の中洲川端駅へ移動、席についたのは、幕の開く直前で、滑り込みセーフ。
おかげで、「ロンドンからヘアフォードまでの車の旅」の間中、こちらは汗を拭きっぱなし。

きりやんの声、ほんとに良かったです。出ずっぱりでしかも歌いっぱなしのこの舞台をこなしたことは、大きな自信となったのではないかと思います。
また、劇団としても、例年トップスターを送ってきていた博多座に対して、演目が「ミーマイ」だとしても、主演は本公演とは違い2番手、しかも娘役は実績がない下級生、脇も組の若手中心で、役もほとんど本公演と変わってきている、ある意味大きな賭けだったのではないかと思います。
が、終わってみれば「大成功」だったのではないでしょうか。

サリーの歌もあとになるほど良くなっていました。役が演者を育てるとつくづく思えました。

そのかも今回のジョン卿によって、多くの人の評価が良い方に大きく変化したと思います。いままでは、ただ「ダンスだけの人」と思われていましたが、それは、芝居や歌にまともに挑戦するチャンスがなかっただけだったのですね。

マギー、パーチェスターは「ヘンに目立ってもいい役」でしたから、水を得た魚でした。きりやんとのからみは、どんどん発展していて、これ以上になると過剰になってしまいそうで、23日目の楽でちょうど良かったのでは。(きっと、楽ではさらに過激なんでしょう)

まさきは、新人公演を卒業してから、ちょっと伸び悩みかと思われていましたが、前半のジェラルド役で見直され、後半のジャッキー役では、完全に「名誉挽回」でした。
ソファの場面では、部屋着の乱れがいろいろと評判を取っていたようですが、細くて長い足のきれいさには驚きでした。
 自己中心的で、じゃじゃ馬で、ビルに「獣医じゃない!」って拒否されるのが、自然に感じられた男役の演じるジャッキーだった点では、みりおジャッキーを超えていたと思います。かつらやメイクのことを言われていたようですが、私は、「男役の演じるジャッキー」なので、それでいいと思えました。

みりおは、きれい。このまま男役でいるより、娘役になったほうがトップに上りつめる確率が高いように感じました。男役としては線が細すぎる気がします。しかも見た目だけでなく歌も芝居もいいのですから、歴史に残る娘役になれるのにと。

京マリアは、まさに専科の存在意義を感じさせました。「恋愛なんて中流階級のもの」という時代錯誤で嫌みな台詞が、この人の口から出ると700年続いた貴族の血が言わせるんだと聞こえるんですから。

サリーが「チキンを包むのにちょうどいい新聞紙がある」と言っていた、テーブルの上の新聞紙、きっと丁寧にアイロンをかけたのは、るいすんのヘザーセットだろうと思えました。
(脱線/あの場面で同じくサリーが持ち帰ろうとしていた「トースト入れ」ってレター立てのことですよね。。。いつもあそこで笑っていたのですが)

ジャスパー卿の朝桐紫乃ちゃん、フィナーレであまりすっきり素敵なので、これは誰?状態でした。みっぽーのブラウン夫人の達者さ、あーちゃんのエトワールの素晴らしさ、ほたるちゃんや萌花ゆりあちゃんの美しさ、たくさん目につきました。

この歳になって、贔屓を見るために博多まで行くようになるとは思いもしませんでしたが、本当に楽しめました。
次は、いつ月組で、このミーマイを見られるのでしょう。
今はただ、10月のDVDの発売を楽しみにしています。

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博多座のミーマイ

猛暑の博多。博多座はそれ以上にアツい舞台で、感動。
080802_003 きのう日帰りで、博多座のきりやん主演の「ME AND MY GIRL」を2公演見てきました。

まず、第一にあげたいことは、専科1名、月組39名、合計40名の一人ひとりが楽しそうに、一生懸命、舞台に立っていること。それがビシビシ伝わってきました。
 3月の宝塚では初舞台生を含めて90名以上、東京公演でも70名以上だったはずです。出演者人数が半分近くに減ったことにより、パーティの場面などは、本公演と比べるちょっと寂しいわけですが、それ以上のメリットがありました。メインの人達だけでなく、舞台の端や後ろのほうのそれこそ端役の下級生達の「小芝居」まで、ちゃんと目に入るようになったこと。それぞれが頑張ってやらないといけない分、張り切って、それも楽しそうにやっていることが伝わってくるのです。
それから、「若さ」がいっぱいです。

080802_011 きりやん、ご贔屓なので、それを差し引いても、キラキラで、テンション上がっていて、芝居も歌も、ダンスも初日から二日目とは思えないほど、安心して見ていられました。
しずくちゃんと最初に歌う「ミー&マイガール」では、不覚にも涙が出そうにさえ。
 マリア公爵夫人とのレッスンの帽子を使っての場面、本公演では、どうもお笑いの方が印象強くなっていましたが、きりやんビルは、なんとか夫人にサリーを認めてバーティに招待してもらいたいという気持ちがしっかりこちらに伝わってきえ、次の村のパブの場面へのつながりが自然に感じました。
 ダービーハットやりんごなど小物の扱いも、あさこさんは、宝塚と東京、通して7回見たうち、毎回どこかでミスがあり、うまくできないことが逆にご愛敬で、ちょっとドキドキで見ていましたが、バッチリ。
 アドリブは、ご当地なので、博多弁での電話や、「メンタイコ」のマントだったりです。
あ、マントの扱いは、まだアサコさんに負けてるかな。
 ランベスの街角、『マイ・フェアレディ』の「君住む街角」のアンサーソングのような「街頭に寄りかかって」の歌、アサコさんの気持ちが入っていて大好きでした。幻想の場面への流れ、そして最後の手紙を落とし、街頭を吹き消すところ、きりやん、良かったぁ!

しずくちゃん、前評判は「歌が。。。」ということで、せっかくのきりやんのミュージカルなのに。。。と心配でした。
でも、だいじょうぶ。それは歌姫みほこさんと比べるようなレベルではないです。それでも、「一度ハートを失ったら」など、必死な気持ちがこもっていて歌の上手下手ではないところで、聞き入ってしまいました。まだ、裏声と地声の切り替えがうまくコントールできていないようですが、経験がどんどんカバーしていくと思えます。
 それになんと言っても姿がいい。ほっそりとして清純で宝塚の娘役としての「らしさ」を感じました。ダンスも手足も細くてきれいなので、見栄えがします。
きりやんとのフィナーレのデゥエダン、あさこさんとみほこさんの見事なリフトと回転を見ていたので、さて、どうだろうと心配していたのですが、まあ、美しいカップルで、ダンスもしっかり決まって、もう言うことありませーーん。
 ただ、だいぶ汗だくでした。本公演ではあさこさんが、いつも汗いっぱいと見ていました。やはり主役で出ずっぱりは、大きな差なのでしょう。

そのかちゃん。いや~びっくり。ダンスのそのかちゃんですが、芝居や歌では、???だったので。。。それがジョン卿ですかぁ。。。と。
 それが、この博多座では、台詞発声も歌も、いや~あの組替えしてきたときの『パリ空』や、前回の『マジシャン』でのあの甲高い声のそのかちゃんと、同じとは思えない。
きりやんのジョン卿は、年齢設定の違和感、演技でカバーしでしたが、そのかちゃんのジョン卿、押し出しも立派で、まさに「ロマンスグレー」の素敵なおじさまで。脱帽です。

専科からの助っ人、マリア公爵夫人の京美沙さん。
たきさんのマリアとは、当然違います。でも、またこれがなんともいいのです。わたしは、たきさんマリアの強さより、京さんマリアのほうが、いいと思いました。
 まず、おっとりいかにも公爵夫人らしい発声と姿。なぜ、あんなチンピラのビルを公爵家の跡継ぎにしたいのか。。。など、実は本公演ではあまり考えられませんでした。
 でも、この博多座公演では、京さん演じるマリアからそれが伝わってきたのです。
なんといっても700年も続く「血筋」を守りたい、しかもその血筋への誇りが、チンピラのビルに対しても「同じ血筋が流れている」ことへの絶対の自信へとつながっている。しかもビルと接しているうちに、人間としての純真さも理解できてくる、そんなやさしいマリア公爵夫人が舞台にいました。

そして注目の3M。みりお、まさき、マギー。
 前半は、みりおがジャッキーで、まさきがジェラルド役。みりおジャッキーは、本公演でもあいちゃんとダブルで3ヶ月演じてきたので、今回は余裕が感じられました。
「あの子、男役さんだって。横顔、まあ、きれいだねぇ」という声が聞こえてきました。
(一場の、本公演ではダンスのうまいもりえのリフトがあった仲買人と踊る場面、今回はきゃしゃなあつき君で、重そうだったのはご愛敬でした)
 まさきのジェラルド。お調子者で軽そうな感じがぴったり。本役よりいいと思います。
フィナーレで女役で、そのかと踊ってくれた姿を見て、後半のジャッキー役が楽しみです。

そしてマギー。。。。もう、すごいです。
「まやさんのパーチェスター」を、この博多座ですっかり「マギーのパーチェスター」に替えてしまいました。「お屋敷の弁護士」の歌も、まやさんバージョンとはすっかり変わってしまって。素晴らしい出来です。
もともと歌も演技もいいし、なんといっても舞台映えする容姿。
それが、時に目立ちすぎてしまうことがありますが、今回はそれがピッタリはまっています。フィナーレでは、みりおと蘭乃はなちゃんのカワイイ二人を引き連れての場面をもらっていました。(はなちゃんのお歌は。。。もっとお勉強しましょう)博多の観客も大喜びだし、きっとファンが増えるでしょう。

今回、博多座のこの舞台でいい勉強させてもらっているなぁ、と思うのが、あつき君(麻月れんか)、とーやん(榎登也)、フィナーレでそろって黄色の衣裳で「太陽が帽子をかぶっている」を歌わせてもらって。
そして最近のマイ注目のまんちゃん(貴千 碧)。いろいろな場面で目に入りました。
仲買人役で、本役のマギーの位置だったし、キッチンの場面ではワンフレーズ歌わせてもらっていたし、幻想の場面でも格好よく踊っていたし。
この子は、ファニーフェイスですが、舞台での笑顔がいいし、とにかくダンスがいい。

まだチケットも残っているとのこと。本当に残念です。どうしようか迷っている方がいたら、「はい、絶対、お買い得です!」と申し上げます。
明後日5日には、宝塚での上演500回らしいですから、きっと、終演後に挨拶があるのでしょう。また行きたいなぁ。

080802_005福岡空港の地の利は便利。空港から街の中央まで地下鉄で10分ですから。なので、12時の公演に間に合うように、羽田発9時30分の飛行機に乗り、夜の公演まで見て、7時35分頃、ダッシュで博多座を出て、また空港へ行き、20時40分発の便で東京へ戻り。
いや、犬・猫がいるので、どうしてもお泊まりができず、こんな綱渡り。
博多はおいしいものがたくさんあるはずなのに、昼は空弁で、夜の公演では、劇場で籠弁当。ロビーで売っていた、ドーナッツやアイスクリームは長蛇の列で、売り切れ。

博多座はいい劇場ですね。観客席は、腰のところがちょっと出ていて、とても座り心地がいいし、前の席と重ならず見やすいし、席の配列もいい。
なんといっても、トイレが使いやすくて。女性にはありがたい。
今月はあと2回、このトンボ返りの観劇予定。

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